私のNISA戦略

今年のNISA枠120万円、昨日で使い切りました。残額222円。完璧です。

NISA口座

3月までにNISA枠使い切る、私の毎年恒例の戦術です。

配当への非課税の最大を狙う

私は敗者のゲームに従い、BUY & HOLDあるのみです。譲渡益(キャピタルゲイン)を狙った売り買いはしてません。

そしてFinancial Independentのために完全な配当(インカムゲイン)狙いです。毎月毎月毎月、定額を配当がもらえる個別株かETFを購入しています。そして配当がもらえる限りHOLDです。

最近よく起こるのですが、スピンオフの前の売却です。一般口座に強制的に移されるので、その前に売ってします。これくらいの事象でない限り、基本BUY & HOLDです。

あんなに下がったエクソンモービルもHOLDし続けついに最近プラ転してます。その間配当は一度も下げずにもらい続けています。

これをベースにすると自ずとNISAから得られる税優遇の最大活用法も見えてきます。

NISA枠では特に高配当株

譲渡益に対して非課税、ということのメリットが起こらない私は、配当に対しての非課税効果を狙いにいくことになります。そうすると、特に高配当株をNISA枠で買うことになります。

今年のNISA枠で購入した株は以下です。

  • VZ ベライゾン
  • BHPグループ
  • 3244 サムティ
  • 8425 みずほリース

全部3.5%以上の高配当株です。海外株はもっと配当率が高いです。

年の一回目の利益確定前に購入

非課税になる配当金を最大にするためにも一工夫必要です。

120万円に対しての配当が非課税、ということなので仮に配当率が4%だったとすると、120万x4%=4.8万。この4.8万に対する税が免除されることになるのですが、それは権利確定されれば、の話です。

例) VZベライゾンやAT&T

海外株に多い四半期に一回、年4回に分けて配当金出ます。1回目の権利確定は1月7日です。そのため1月7日には購入しておかないと、非課税メリットを1/4も失うことになります。

1/7に購入した場合と、1/8に購入した場合の税の免除額比較です。配当率8.71%、税20%とした場合のシミュレーションです。*厳密には外国株には海外税がかかります。

AT&T配当

日本株は3月権利確定が多く、さらに配当は年に1回か2回なので購入時期による機会ロスはもっと大きいです。最悪、NISA枠で購入するのにも関わらず、その年の非課税メリットゼロということも起こります。多くの場合1回目の利益確定が3月末なので海外株よりは時間的余裕がありますが、ミスった時のロスは大きいですよ。

金融庁は翌年から非課税メリットありますとの説明資料になっていますが、私はこれを当年から全部欲しいのですよ!

NISA非課税

インカムゲイン狙いの私は、その年1回目の配当利益確定前のものを買っていくので、結果的に3月までには毎年NISA枠がなくなります。インカムゲイン狙いの方、3月前のNISA枠使いきりぜひご検討ください。

5年間非課税ということを考えると小さいかもしれませんが、なんでも最大化を目指すのみです!FIREはチリツモ。NISAもいつ終わるか、いつ制度が変わるかわかりませんからね。

この戦略の失敗経験

2020年もこの戦略で動いておりました。そしてもちろんコロナショックの被害を全面に受けましたよ涙

2020年にNISA枠で買った株

  • 三菱UFJ
  • 三菱ケミカル
  • キヤノン
  • 双日
  • XOM エクソンモービル

一時は-30% くらい下がったものもありました。日本株の多くは配当も下げました。

今でこそ株価は戻ってますが、コロナショックではこのNISA戦略は一番被害が大きい投資方針だと思います。我ながら感心します。

この被害があったにも関わらず、いまだに同じ方針です。投資はご自分の判断で。

2024年になってNISAが二階建てになり、一階部分の20万円(積立NISA)がこの戦略が取れなくなるのがとても残念です。